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【まばたきNG?】失敗しない目薬・鼻スプレーの使い方

  • 花粉症・アレルギー

2026.4.14

公開日

2026.4.14

更新日

2026.4.14

左側に置かれた鼻スプレーと目薬、右側に母親が子供をひざ枕して目薬をさしている温かみのある人形の画像。

こんにちは!春日すぐファミリークリニック 院長の織田です。


🌀目がかゆい、鼻がつまって苦しい…


そんな症状にピンポイントで使うのが、目薬(点眼薬)鼻スプレー(点鼻薬)です。

花粉症やアレルギーの治療などで処方されることも多く、症状のある部位に有効成分を直接届けられることがメリットです。

しかし実は使い方によっては、せっかくの効果が十分に発揮されないことも。

長年のクセで間違った使い方を続けてしまっていたり、小さなお子さまの場合など、うまく使うことが少し難しかったり…

そこで今回は意外と知られていない「目薬・鼻スプレーの正しい使い方」をご紹介します。

薬の効果をきちんと引き出すため、一緒に使い方をおさらいしてみましょう。


🔸目薬は「さした後」が大事

🌀目薬をさしても目からあふれて、結局ティッシュで拭き取っている気がする

🌀目薬をさすと、のどの奥で苦い味がする


そんな方は、目薬をさすときのご自身の動作をイメージしてみてください。

手元に目薬がある方は実際にさしてみましょう(※)。

(※1日の投与回数や投与量など、医師または薬剤師の指示がある場合はそちらに従ってください。)

目薬をさした後…まばたきをしていませんか?

もし「自然にパチパチとまばたきをしていた」のなら、それが目からあふれたり、苦い味がしたりする原因かもしれません。

目はまばたきすることで、次のようなポンプの働きをしています。

  • 涙や目に入った異物を外へ押し出す

  • 涙を鼻・のどの方へ流す

薬液も同じように、まばたきによって流れてしまうことに。

「苦い味」は、まさにそのサイン。

目薬がのどに流れる際に、薬の味を感じてしまっている状態といえます。

さした直後は、まばたきをぐっとこらえて、目を閉じてみましょう。

できれば1〜2分程度、そっとまぶたを閉じて目頭を押さえていることが理想的ですが、少し意識するだけでもOK。

目薬を目にとどまらせ、流れ出てしまうのを防ぐことにつながります。

目薬をさした後にパチパチまばたきをして薬が流れてしまうNG例と、まばたきをこらえて目を閉じているOK例を比較したイラスト。

正しい点眼のコツ

1. 下まぶたを少し下にひっぱり、目薬を下まぶたの内側に1滴落とす(※)

2. まぶたをゆっくり閉じる(まばたきはガマン)

3. 目頭(やや鼻よりのあたり)を指で軽く押さえる

4. そのまま1〜2分待つ


上記の手順で目薬をさすことで、薬液が目にとどまって広がりやすくなるため、より薬の効果を引き出すことが期待できます。

数種類の目薬を使う場合には、5〜10分程度の間隔をあけてさすようにしましょう(※)。

(※医師または薬剤師の指示がある場合はそちらに従ってください。)

「下まぶたを少し下にひっぱる」「まぶたをゆっくり閉じる」「目頭を軽く押さえて1〜2分そのまま」という正しい目薬のさし方を解説したイラスト。

小さなお子さまには「目線をそらして点眼」

小さなお子さまにとっては「目の中に何かが入る」ことに恐怖を感じたり、薬液が入るタイミングに合わせて目を開けておくことが難しかったりする場合も。

そんなときは「目薬の先を見ないようにしましょう」と私はアドバイスしています。


容器の先端をじっと見ていると…薬液が落ちる瞬間、どうしても目を閉じてしまいがちに。

これは異物から目を守るための本能的な反応なので、お子さまに限らず自分の意思でコントロールするのは難しいものです。


そこで、あえて視線を上や横にずらし、目薬を注視しないようにします。

この状態で下まぶたにそっと薬液を落とすようにすると、

🌀思わず目を閉じてしまい、目薬が目に入らなかった

ということを避けやすくなるかもしれません。


薬液が入った後は「目を閉じて10秒数えましょう」と伝えています。

10秒でもまばたきをガマンすることで、少しでも薬液を目にとどめることになります。


また、保護者の方がお子さまに目薬をさす場合には、ひざの上で仰向けに寝かせる体勢もよいでしょう。

お子さまの頭の位置を安定させた上で、あまり時間をかけずサッと入れてしまいましょう。

母親が子供を自分のひざの上に仰向けに寝かせ、安定した体勢で目薬をさしているイラスト。

🔸鼻スプレーは「ノズルの向き」に注意

🌀鼻スプレーをするとツーンと痛い

そんな経験がある方は、ノズルの向きを見直してみましょう。


実は、鼻の中央には鼻中隔(びちゅうかく)と呼ばれる、左右の鼻を隔てている壁があります。

ここは粘膜が薄くて敏感な部分であるため、ここに直接スプレーをしてしまうと、痛みを感じることがあります。


一方、花粉症などで粘膜が腫れて鼻詰まりを起こしているのは、主に鼻の外側にあるヒダ状の粘膜になります。

そのため、鼻スプレーでは「鼻の外側」に向かって噴射することがポイントです。

鼻スプレーのノズルを鼻の中央(鼻中隔)に向けてツーンと痛むNG例と、鼻の外側(粘膜)に向けて正しく薬を届けるOK例の比較イラスト。

正しい点鼻のコツ

1. 軽く下を向く

2. スプレーノズルを「少し外側(耳の方向)」に向けて噴射する

 (右の鼻なら右耳の方向、左の鼻なら左耳の方向を目安に)

3. 噴射後は鼻を強くすすらないようにしましょう

(垂れてくる場合は軽くすするか、ティッシュで押さえる程度に)


慣れるまで少し意識が必要ですが、コツをつかめばスムーズに狙った場所へ薬を届けることができるでしょう。

お子さまの鼻スプレーで心がけたい2つのタイミング

お子さまが鼻スプレーを使うときに、つい忘れがちなポイントを2つお伝えします。


①スプレー前には、鼻をかんでおきましょう

薬を粘膜にしっかり届けるため、直前に鼻をすっきりさせておくことが大切です。

小さなお子さまは、まだ上手に鼻をかむことができない場合も。なるべく保護者の方が「まず鼻をかんでね」「すっきりした?」といった具合に確認してあげましょう。


②泣いた直後は避けましょう

泣くと鼻の粘膜が充血して腫れた状態になるため、より薬が届きにくくなります。

泣き止んだ1時間後くらいを目安に、落ち着いてから鼻スプレーを使うようにしてください。


また、子どもの鼻の穴は小さいので、あまり奥まで押し込まないようにしましょう。

噴霧口の先が鼻の穴に入っていればそれでOKです。

🔸正しく使って、目・鼻のお悩みをラクに

目薬・鼻スプレーは、症状のある部位に直接アプローチできるため、効率よく有効成分を届けることが期待できます。

また飲み薬に比べ、薬の全身への影響をできるだけ軽くすることにもつながります。

例えば「眠気」など、飲み薬では気になる副作用が出にくいのが特徴です。


一方、使い方によってはその効果をきちんと感じられず「目薬や鼻スプレーじゃあまり効かない気がする…」と薬を変えたり、結果的に飲み薬の量が増えてしまう場合も。


💭子どもや家族がうまく目薬をさせていないみたい

💭鼻スプレーの使い方が合っているか、不安

そんなときは、春日すぐファミリークリニックへお気軽にご相談ください。


内科専門医、アレルギー治療を専門とする小児科医をはじめ、子育て経験・介護経験などのあるスタッフがあなたやご家族の適切な治療をサポートいたします。

ぜひ正しい使い方で、症状を上手にコントロールしていきましょう。

市販薬のご相談やちょっとした疑問もOK!スタッフ一同、いつでもお待ちしています。

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