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こんにちは!春日すぐファミリークリニック 院長の織田です。
🌀 ちゃんと洗っているのに、またニキビができてる…
🌀 ニキビの塗り薬がヒリヒリして、もうやめたいかも…
ニキビがなかなか良くならなかったり、薬の刺激がつらかったりすると、「このケアで合っているのかな?」と不安になりますよね。
ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の病気です。ゴシゴシ洗えば治るものではなく、肌をやさしく洗いながら、症状に合わせて治療することが大切です。
この記事では、洗顔だけではニキビが治らない理由と、塗り薬を続ける3つのコツを中心に解説します。
ご自身の肌の状態と照らし合わせながら、読んでみてくださいね。
ニキビは、「顔が汚れているから」「洗い方が足りないから」できる病気ではありません。
思春期はホルモンの影響で皮脂が増え、毛穴の出口が詰まりやすくなります。そこにアクネ菌などが関わって炎症を起こすと、赤いニキビになります。
原因は毛穴の中にあるので、表面をがんばって洗っても治らないのです。とはいえ、洗顔が必要ないわけではありません。
まずは、洗顔で「できること」と「できないこと」を整理しましょう。

洗顔でできるのは、余分な皮脂や汗、メイクや日焼け止めなどを落とし、肌の表面を清潔に整えることです。
一方で、すでにできた毛穴の詰まりや炎症そのものを治すことはできません。
強くこすったり、1日に何度も洗ったりすると、かえって肌への刺激になり、ニキビが悪化することがあります。
洗顔は1日2回を目安に、洗顔料をよく泡立てて、こすらずやさしく洗いましょう。
▼ 関連記事
【医師監修】大人ニキビと思春期ニキビ、何が違う?クリニックでできる相談・治療を解説
洗顔だけでは治しにくい毛穴の詰まりや炎症には、症状に合った治療を行います。
保険診療では、毛穴の詰まりに作用する塗り薬や、炎症を抑える抗菌薬などを、ニキビの状態に合わせて使います。
毛穴の詰まりに作用する代表的な塗り薬は、アダパレンや過酸化ベンゾイル、そしてこの二つを組み合わせた配合剤です。
これらの薬は、使い始めに赤みや乾燥、ヒリつきが出ることがあります。一方、ニキビ治療は数日で結果が出るものではなく、数週間〜数か月かけて経過をみていきます。
🌀「ヒリヒリするのに、まだニキビはよくならない」
と、途中でやめたくなることもありますよね。
塗り薬を無理なく続ける3つのコツをご紹介します。

塗り薬は、処方された量や回数を守って使います。
でも、赤みやヒリつきがつらいときは、我慢せず医師に相談しましょう。薬によっては、量や回数の調整で続けやすくなることがあります。
乾燥が気になる場合は、ニキビができにくいタイプ(ノンコメドジェニック)の保湿剤を使う方法もあります。
アダパレンや過酸化ベンゾイルなどは、今あるニキビだけでなく、ニキビができやすい範囲に塗ることがあります。
塗る量や範囲は薬や肌の状態によって異なるため、処方されたときの説明を確認してくださいね。
ニキビ治療は、数日ですべての変化が見えるわけではありません。数週間〜数か月かけて経過をみながら治療を続けます。
つらいときは我慢せず、量や回数を調整しながら続けていきましょう。
見た目がきれいになっても、毛穴の中にはまだ目に見えないニキビのもとが残っていることがあります。また、よくなったからと早い段階で薬をやめると、再びニキビができることもあります。
そのため、炎症が落ち着いた後も、再発を防ぐために塗り薬を続けることがあります。これが「維持療法(いじりょうほう)」です。
ガイドラインでは、維持療法としてアダパレンや過酸化ベンゾイルなどが推奨されています。一方、外用抗菌薬は漫然と使い続けず、炎症が落ち着いた段階で、維持療法に使う薬へ切り替えることがあります。
薬を続ける期間や、減らす・やめるタイミングは、ニキビの状態や再発のしやすさによって異なるため、見た目がよくなっても自己判断ですぐにやめず、診察で一緒に決めましょう。
「ニキビくらいで病院なんて」と思わなくて大丈夫です。保険の適用となっていますし、治療のために受診しても問題ありません。
診察では肌を見て、お話を聞きながら、合う塗り薬を一緒に決めます。当院のような内科・小児科でも相談できることがあるので、風邪や予防接種のついでに聞いてみましょう。
本人が受診を嫌がるときは、「一度、どうしたらよくなるか相談してみようか」と声をかけてみてください。顔のことや生活習慣など、本人を責めるような声かけは避けましょう。
当院では、保護者の方だけでのご相談も可能です。
治療中に、次のようなサインがあれば教えてください。

✅ 赤みやヒリつきが強くて、塗るのがつらい
✅ 2〜3か月続けても、新しいニキビが増え続けている
✅ 膿をもったニキビが増えたり、深いところに硬いしこりができたりした
✅ 跡やへこみが残りはじめている
✅ 肌のことが気になって、学校や外出がつらい
なかでも、跡やへこみが出はじめているときは早めが肝心です。専門的な処置が必要な場合は、適切な医療機関へのご紹介も行います。
つらさを、がまんしないでくださいね。
Q. ニキビを潰したほうが早く治りませんか?
A. いいえ、潰さないでください。周りの皮膚まで壊れて、跡が残る原因になります。膿が気になるときは診察でご相談ください。
Q. 化粧やマスクで隠してもいいですか?
A. 隠すこと自体は問題ありませんが、刺激が少ない化粧品を使うなど、肌負担も同時に考えるのがオススメです。マスクも、常にあたっているとニキビができやすくなるため、着けっぱなしは避けましょう。
Q. 部活の汗や日焼けは、どうすればいいですか?
A. 汗は、こすらずタオルで押さえるように拭きましょう。日焼けは刺激になり、跡が目立つ原因にもなるため、日焼け止めを使いましょう。日焼け止めや洗顔料は「ノンコメドジェニック」と表示されたタイプを選んでください。当院でもご用意していますので、診察のときにお気軽にお声がけください。
Q. チョコレートや揚げ物をやめれば治りますか?
A. いいえ、特定の食べ物をやめれば治るとは言えません。ガイドラインも、一律の食事制限を推奨していません。極端な偏食は避けて、バランスのよい食事と睡眠を大切にしましょう。
ニキビは、顔が汚れているからできる病気ではありません。原因となる毛穴の詰まりや、炎症が起きた場合は、症状に合った治療を続けることが大切です。
塗り薬は数日で判断せず、数週間〜数か月かけて経過をみることが大切です。
ただし、赤みやヒリつきがつらいときは我慢せず、医師に相談してください。
薬によっては、量や回数を調整できることがあります。
また、見た目がよくなった後も、再発を防ぐために維持療法を行うことがあります。
毎日の治療は、地道に感じるかもしれません。ひとりで無理をせず、続けにくいことや気になることがあればご相談ください。
それではまた、次のコラムで!
▼あわせてこちらもご覧ください
・【医師監修】大人ニキビと思春期ニキビ、何が違う?クリニックでできる相談・治療を解説
・【どうする?子どもの日焼け止め】選び方&紫外線対策のポイント
【参考文献】
尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023(2023年)|日本皮膚科学会
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